デザイン 2020/10/14
皆さんこんにちは!!
最近パーマの種類でツイストスパイラルと言う言葉をよく耳にしませんか?
簡単に言ってしまえば仕上がりも、かかり具合もツイストパーマと、ノーマルのスパイラルパーマの中間といったところです。
両方のパーマのオイシイとこどりのパーマでもあるので、扱いやすくWAXでもセットしやすいので幅広い方にオススメです。
ツイストスパイラルのカールを出すのに、ある程度髪の長さは必要ですが、マッシュ系から長めのサーフ系など多くのジャンルの方に楽しんで頂けるパーマになっております。
今回詳しくご説明しますので、この機会に新しいパーマスタイルにしてみるのはいかがでしょうか?
まず前回コラムで紹介したノーマルのパーマ、ナチュラルパーマと今回のツイストスパイラルパーマの違いについて説明したいと思います。
まずパーマは回転の方向や、回転強さ、巻き方によって仕上がりが変わり、呼び名も変わってきます。
ストレートパーマや、アイロンパーマとは、また別物なので今回は説明を省きますが、薬液によって髪の結合を切って再度結合を繋げることで、髪のうねりやストレートを再現するということは一緒です。
ロッドやピンで巻き込むパーマの種類としては、、
☆ロッドで横巻や、縦巻きによって作るノーマルパーマ
☆ロットで縦にドリル回転のように巻きつけるスパイラルパーマ
☆ピンを使って流れやハネ、微妙なニュアンスに使うピンパーマ
☆毛束をしっかりねじりピンでとめることによって、細かな波状の動きを作るツイストパーマ
など、仕上がりのスタイルによって様々です。
今回のパーマはしっかりねじった毛束をスパイラルパーマの要領でロッドに巻きつける工程なので、
ツイストパーマ+スパイラルパーマ=ツイストスパイラルパーマと言う訳です。
基本的にツイストの強めの回転が加わっているため、ノーマルのパーマより強めにカールが出がちです。
ノーマルのパーマでも、細めのロッドでしっかり巻けば強めにパーマがかかるのですが、
よりオシャレ仕上がるスパイラルパーマはだれてパーマのしっかりした質感が出にくいのがネックでした、、、
そこでスパイラルパーマにツイストを入れることでしっかり表現できるのが、今回のツイストスパイラルパーマとなっております。
次は代表的なスタイル紹介をしたいと思います。
基本的ににこのパーマ自体少し長めの髪型にマッチします。勿論、短い髪の毛にもかけられるパーマなのですが、、
個人的な意見としては短い髪型で作るなら、
☆ノーマルのパーマで細めに巻くスラムダンクの宮城リョータのようなスタイルか、
更にドリル感を強くしくせ毛風に作る
☆ツイストパーマで作るスラムダンクで言うところのフッキーのようなスタイルがオススメです。(笑)
何故かと言いますと、短くなるほどツイストスパイラルの動きに均一性がなくなりスタイルが暴れやすくなります。ランダムな動きでラフなスタイルを作るのがパーマですが、ある程度の均一性や頭の形の補正を踏まえてスタイリストはパーマを巻いていきます。
それがなくなってしまうと、パーマは逆にセットしにくいものになってしまいます。
なので、完成時に方向性をコントロールしやすい、ある程度の長さがあった状態でのツイストスパイラルの施術をオススメします。
このようにサーフ系やストリート系の方にみられる長めのウルフスタイルにはピッタリです。
そして、やはり最近欠かせないのがマッシュ系やセンターパートスタイルとの組み合わせです。
ヘアアイロンで動きを出したり緩めの動きを出すことが多い、マッシュや分けるスタイルにもこのパーマはマッチします。
ヘアアイロンで作るスタイルより割と強めのカールのかかったスタイルではありますが、ありきたりな髪型と一味違ったエッジのきいたスタイルをしたい方にオススメです。
ノーマルのパーマよりもカワイイ方向性にならず強めのパーマとしては、初めての方にもお勧めのパーマとなっております。
カワイイやアンニュイなイメージの強いマッシュやパート分けスタイルにMIXすることでカッコイイやワイルドさをプラスできます。
またパーマ全般に言えることなのですが、セット時にカールを伸ばすことで、フォーマルなONスタイル、揉みこんで乾かしたり、揉みこんでスタイリング剤をつけることによって、より無造作でラフにカジュアルなOFFスタイルを作ることができます。
もし、よくある量産型のスタイルに飽きた方はお試しください。
毎回この手の問題はでてくるのですが、パーマ×カラーまたはパーマ×ブリーチなど他の特殊施術をMIXして大丈夫なのか?と言う問題です。
大前提として、施術者の判断に委ねられるというのはあるのですが、、
履歴にブリーチや何回ものカラーを挟まなければ多少のパサつきやチリつきはあるかもしれませんが両立することはできます。
ツイストスパイラルは割と強めのパーマになるので、ブリーチ毛とのMIXとなると出来なくはないのですが、通常のツイストスパイラルのカールを出すことが難しくなってきます。
お互いの効力の関係で先にブリーチをかけるのですが、ブリーチ後のダメージ毛の状態ではパーマの正常な髪の結合を切って繋げるという工程が成立しない場合があるので、難しくなってしまうのです。
なので施術を行う際はスタイリストさんとしっかりとカウンセリングするのが一番だと思います。
割とワイルドな印象を与えるパーマなので黒髪で再現することが多いです。
明るくするとマイルドさが加わるので、ダメージも考えるとあまりオススメしないかもしれません、、、しかしながら一味違ったツイストスパイラルパーマをかけたい方は是非試してみてください。
どんなスタイルでもそうなのですが、自宅でのスタイリングがかなり重要になってくると思うのでここでご紹介したいと思います。
今ご利用されている、理容室や美容室でもレクチャーいただけるとは思いますが、簡単にご説明いたします。
使用する整髪料としてはWAX、グリース、ムース、ジェルなど基本的にだいだい使えます。
これからの季節は特に乾燥によるパサつきやパーマやヘアカラーのダメージによるチリつきが気になってくるので、ウェット系のWAXかグリース、グリースを混ぜたWAXなどツヤ感をプラスできるスタイリング剤がオススメです。
①つけ方としてはスタイリング剤をしっかりと手のひら全体に伸ばしていただき、髪の毛の中間につけるような形で全体につけていきます。
この時全体に揉みこむようなつけかたですとよりパーマが出ます。パーマの時間経過による、ダレやボリュームを出したい所のポイント補正など、効果があるので是非試してみてください。
②その後、全体を軽く抑えるようにして髪型のシルエットを作っていきます。(その際あまり潰しすぎないようにしましょう。)
③最後に縦や横にさいたり、ねじって束を作ったりして完成形のヘアースタイルを作っていきます。(ヘアスプレーなどで全体にかけて仕上げるとセットのキープ時間もながくなるのでオススメです。)
☆ポイントとしてはパーマに限らずセット全般に言えることなのですが、スタイリング剤をしっかり手のひらに伸ばす。(手の熱でWAXやグリースしっかりと溶かしながら伸ばすことでダマにならず、髪につけた時の偏りをなくします。
前髪に付けすぎると台無しになってしまうので最後に微かに手に残ったスタイリング剤で毛束の中間を触る程度でオッケーです。
お店やスタイリストさんによって、多少付け方に違いはあるかもしれませんが、基本的なポイントは一緒だと思います!
パーマは特に変わった動きが出てアレンジも出来ますしスタイリングも面白いので、是非色々試してスタイリングマスターになってください!
パーマのもちと言いますと、人それぞれかけるパーマの強さにもよるのですが、一般的には2、3ヶ月だと思います。
強いパーマをかけてカールが落ちてきた緩い状態も含めるのであればそれより長い間もつと言えます。
若い方だと定期的に髪を結構すいて毛量調節をしたりするので、割と早めにパーマが落ちる傾向にあります。
このように髪の伸びる速さ毛量によりパーマのカールを相殺してしまったり、一概には言えないのが現状です。
毎回、御来店のたびにパーマをかけて頂くパターンもありますし、ツイストスパイラルのような強めのパーマですと2、3回に1回のサイクルでかけてもらってもある程度カールを長期間キープできますし、ゆるめのパーマ落ちかけの状態も楽しめ、毎回パーマをかけるよりもダメージを軽減できるのでオススメです。
いかがでしたでしょうか?パーマはかけたても、落ちかけもカッコイイスタイルを作ってくれる素晴らしい技術です。
しかしながら、個人的な意見としてはダメージを考えず、無理にかけたりするのはオススメできません。パーマやカラーで一度チリついてしまった毛髪は、元には戻らないからです。(一時的にトリートメント等で緩和することはできます。)
アフターケアやパーマをかけた仕上がりの綺麗さで言ってもバージン毛(何もしてない黒髪のこと)が一番です。自分も理容師として色々、カラーやパーマを重ねて施術してきましたがベースの状態が良ければと何度も後悔したことがあります。
そうならないためにも皆様にはしっかりと今後のヘアースタイルの方向性を決め扱いやすくカッコイイスタイルを手に入れて欲しいと思います。
この度は長文ご覧いただきありがとうございました。ではまた~~~☆
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通常のカットコースに全体の波打ちパーマ、ツイストスパイラルなどのハードパーマをプラスしたコースになります。
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このコラムのライター
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