ヘアケア 2020/08/31
皆さんは日々のホームケアを大切にしていますか??髪は非常にデリケートです。特に毎日コテやアイロンを使用している場合、相当なダメージが考えられます。美容室でのトリートメントももちろん大切ですが、美髪を維持するためには、毎日のホームケアを意識していきましょう♪
綺麗な髪とは、ツヤ、柔らかさ、滑らかさ、ハリ、弾力感、軽さ、毛先の力強さ、しっとり感があるなどなど。表現の仕方は色々ですが、全て揃ってこそが「美髪」と言えます。自信が持てて女子力も上がり、品が出て、周りから注目を浴びるようになります。そんな、美髪づくりのお手伝いが出来ればと思います。先ずはセルフケアでチャレンジしていきましょう!!
美しい自然なツヤとは、キューティクル層が整っているからツヤツヤに見えるんです。ツヤツヤに見えるのは光の反射が良いからで、キューティクルが荒れていると光が乱反射してツヤ感を消してしまいます。天使の輪は、キューティクルが整っているから出来るんですね。
ここで、キューティクルのセルフチェック!
髪の毛が乾いている状態(通常の状態・濡れていない)で、髪の毛を2~3本を束にして、根元から毛先に向かってつまみながらゆっくりと滑らせてみる。
・引っかかりが無ければいい状態
・引っかかりが出た所からがダメージ(キューティクルのめくれ上がり状態)
・髪がガサツク状態(パサツキや、ゴワゴワ)はハイダメージ
・髪がキュっとキシミ感が出る(キューティクルが欠損している状態)
1つの頭のなかでも、表面と内側でも違いますし、サイドと後ろでも違ってきます。表面のサイドと後ろ、後ろの表面と内側、両サイド、前髪とツムジ辺りなど、いろいろとチェックしてみてください。
1 ブラッシング法
傷んでなくてもほこりや静電気で髪は絡みます。その絡みを毛先からほどきます。スタイリング剤も浮かせて落としやすくします。頭皮に対しては血行が良くなり、マッサージ効果が得られます。髪の量や長さ質感に合わせて、適切なブラシを選びましょう!
2 予洗い(お湯で頭を洗う)
髪や頭皮に付いたホコリや皮脂汚れは予洗い(温めのお湯)で8割は落ちると言われています。予洗いをすることで、シャンプー剤を使った、本洗いの泡立ちが良いから、シャンプー剤の節約にもなります。この予洗いが大事で、頭皮の湿疹やかゆみの改善や抜け毛の減少などが見込まれます。どの年代でも、以前よりも体質が変化していきます。その時々に合わせて、習慣も変えていかなければなりませんね。
3 シャンプー
予洗いが出来ていればシャンプー剤を手のひらに500円玉位を取り、手のひらで泡立ててから髪と頭皮に付けていきます。シャンプー剤と、お湯(水分)と空気で良く泡立てます。たくさん汗をかいた時や、汚れがたくさんの時は泡立ちにくいものです。その時は、シャンプー剤を足すのではなく、一度すすいでからもう一度シャンプー剤をつけます。この時、2度目のシャンプーでの泡立ち方を良く覚えておきます。この泡が、髪の摩擦を減らし、ダメージを作りにくくしてくれます。ここでは、髪ではなく頭皮を中心に洗っていきます。爪を立てずに、指のはらで、ストロークは短めで頭皮を洗っていきます。
4 頭皮のマッサージ
洗い終わったら、頭皮のマッサージもしていきましょう。頭皮の血流を良くしていきますので、下から上へとマッサージしていきます。ポイントは、頭皮に置いた指を軽く動かすことで、皮膚と頭蓋骨がずれた感じになります。これを続けると、頭皮の血流が活性化し、抜け毛予防にもつながります。また、お肌のリフトアップ効果も期待できますので必要ですね。
5 すすぎ
頭皮トラブルで一番多いのが、シャンプーのすすぎ不足です。いい香りを起こしたいから・・・なんて場合も耳にします。これは、シャンプーの成分が頭皮や、髪に残ることで、かぶれやフケ、かゆみ、毛穴詰まりのトラブルの原因にもなり、髪のダメージにもつながります。すすぎをしっかりすることで、清潔で艶やかな美髪が生まれます。
朝シャンブームもありましたが、シャンプーは夜が一番。今日の汚れは今日のうちに落としましょう!朝もシャワーを浴びる方は、濡らす位にしておきます。分泌される皮脂により皮脂膜がつくられるのに時間が掛かり、朝も夜もシャンプーすることで頭皮の防御機能が失われ、トラブルにつながりやすくなります。また、湯船に入るとき、髪の長い方は髪がお湯につからないように頭の上でまとめておきましょう。
普段のお風呂の光景を思い浮かべてください。
シャンプーを流した後・・・
《手にトリートメントをとる→髪に伸ばす→ちょっと時間をおく→流す》といった感じではないでしょうか??
髪に伸ばす時・・・手で伸ばしますよね・・・??
実は手よりも効果的なものがあるんです。
トリートメントの効果を倍にするためには・・・
《粗めのコーム》を使います!!くしですね!!
《トリートメント効果倍増のやり方》
1.トリートメントを中間から毛先にかけて髪に伸ばす
2.髪にコームをたくさん通す
3.毛先を中心に手で揉み込む
実はこれ、美容室では必ずといっていいほど使っている技術なんです!
なぜ効果が倍になるかというと、
髪の毛は、個人差はありますが約10万本生えていると言われています。
その10万本の髪の毛に対して、たった10本の指でトリートメントをつけても・・・
細部まで届いてくれないんです!!
だからコームを使うのです!
粗い歯のコームをたくさん通す事で、髪の毛の細部にトリートメントが行き渡り結果・・・いつも以上にサラサラになるんです!!
洗い流さないトリートメントを使えば見た目が艶やかで美しく、まとまりのある髪を一日中キープすることができます。
洗い流さないトリートメントを使う重要なことはダメージから守ってくれるというところです。
一体何から守ってくれるのか、というところですが、まずは、『熱』です。
日々お風呂の後にドライヤーは使いますよね?
熱のダメージは髪の毛にとって深刻です。しかし、毎日ドライヤーを使わなければならない。そんな時に熱ダメージから守ってくれるのが洗い流さないトリートメントです。
また髪型をセットする時にコテやアイロンを使う時にも効果的です。
次に『摩擦』からのダメージです。
ドライヤーをする時に髪の毛が絡み合って摩擦を起こすとキューティクルがはげ落ちダメージを与えてしまいます。トリートメントを付けていれば滑らかになり摩擦から守ってくれるのです。
着けるタイミングはお風呂の後がGOOD!
しっかりとタオルドライした後に頭皮につけないように毛先から馴染ませていきましょう。
髪の毛の水分が多い状態で使うと、うまく浸透せず効果が薄れる可能性があります。また、頭皮につけると毛穴が詰まり炎症の恐れもあるので注意してください。
まずは、手のひらにトリートメントを馴染ませ毛先からつけていきます。そして中間部分、髪全体へと馴染ませていきましょう。
馴染ませてた後はドライヤーで乾かします。
乾かした後、また少量の洗い流さないトリートメントを馴染ませ仕上げてください。艶やかな美しい髪の毛になります。
ドライヤーは熱で髪が傷みそうだから、自然乾燥にしてるかたって多いと思います。
実は、ドライヤーのほうが髪や頭皮にはいいんです!
髪の毛を洗ってすぐ乾かさないと、水分が髪や頭皮に付着したままなので雑菌が繁殖して、フケやかゆみや匂いの原因に・・・
ドライヤーと髪の毛は10cm程度離して当てます。
先に根元だけ、乾かします。
次に、キューティクルは根元から毛先に向かってるので、根元から毛先の向かって乾かしていきます。
ドライヤーは1点を集中させて乾かすのではなく、風を散らすようにドライヤーを振りながら当てるといいでしょう。
毛先は、ダメージがあって乾きやすいので、最後に乾かします。
最終的には、髪の毛全体で8~9割乾いてる状態でストップ!
ある程度乾いたら、髪の毛を下に引っ張るように根元から毛先に向かってドライヤーを当てます。
最後、乾き終えたら、頭頂部をロールブラシなどで上から当てておさえるか、手の平を当てておさえながら、温風を当てて最後に冷風を当ててしっかりボリュームダウンを固定させましょう!
細い髪や太い髪、硬い髪に柔らかい髪など人間の髪質は様々です。そして、人それぞれ髪質やクセが違うからこそ、1人ひとりホームケアの選び方も異なります。例えば、パサツキや乾燥が目立つ場合、保湿を重視することが大切です。
特に、縮毛の方は水分量が少ないため髪内部にしっかりと栄養を届けてあげましょう。また、太い毛の場合は乾燥させないことが大事です。担当スタイリストが推奨する「必要なメンテナンス」をしっかり遂行し、いつまでも健康で美しい髪を手に入れて欲しいと思います。
このコラムのライター
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