カテゴリ未設定 2020/04/09
髪の毛1本には、細いタンパク質の繊維が無数に集まっていて、意外と強度があります。
引っ張って切るためには、約150gの力が必要といわれています。
髪の毛10本の束で1.5kg、1,000本の束なら150kgの力が掛からないと切れない計算になります。
日本人は平均でおよそ10万本の毛髪があるといわれています。
ひとり分の毛髪の束には15t、つまり普通自動車10台分を引っ張るくらいの強度があるそうです。
ちなみに頭に生えている髪の毛を抜くときに必要な力は、1本当り約50 gといわれています。
つまり、ひとり分の毛髪10万本に均等に力が加わった場合、約5,000 kgまで抜けずに耐えられることになります(^^;
ただし、毛髪1本1本に均等に力を加えることは不可能に近いのですが????
ただ、濡れたときは注意が必要です!髪の強度は半分以下になります!!
乾いた状態のときには、たった10本の束で1.5リットルのペットボトルを持ち上げられる髪の毛も、ひとたび濡れた状態になると強度は急低下します。
水によって髪の毛内部の結合の一部分が切れると、髪の強度かが乾いた時のおよそ40%に減ってしまうのです。
つまり、髪の毛は濡れているときが最も弱い状態となります。
髪を洗った後、しっかり乾かさずに寝てしまうのはNGです。タオルドライ後は、できるだけ早く乾かしましょう。
乾いた髪の状態でも、さまざまな外的・内的要因からダメージを受ければ、髪の毛の強度は低下します。
髪の毛が弱くなる外的要因
白髪染めを含むヘアカラー、パーマなどを行った後にアフターケアを怠るとダメージにつながります。
過度な紫外線や、ドライヤーやヘアアイロン、コテなどの熱の当て過ぎも強度を下げることが分かっています。
髪の毛が弱くなる内的要因
加齢や無理なダイエット、体調不良などによる「毛髪の細毛化」で切れやすくなります。
毛髪は角化した細胞の固まりなので、自己修復能力はありません。
健康で強度の高い髪を維持するには、ダメージを与えない、進行させない適切なケアが大切です。
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